マイカーを車中泊旅カーにする 基本編

昨今人気に拍車がかかりつつある車中泊の旅
キャンピングカーやキャンピングカー仕様の車が多くなってきましたがまともに購入したら数百万円と高額。中古車でも普通の車に比べたら高額このうえない。
旅のメインが車の中でよりゆっくりするという方はそのチョイスで正解だと思いますが、旅のメインは旅先の観光や景色、アウトドア、外食だったりする場合は車は移動する事がメインになるのでコストから考えたら過剰装備。
YouTubeを見渡せばキャンピングカーだらけですし確かに10年前に比べたらかなり多くなりましがそれでも車泊旅する6~7割ぐらいの方は普通の車で旅をしています。
という事で普通の車で車泊旅するために押さえておきたい基本のポイントを押さえておきましょう。

車泊準備 車編

人数分の就寝スペース

車によって寝れる人数は違いますが小さな車でも前席を利用すれば2人はほぼ寝れるはず。
ただしシートが倒れなかったり凸凹が大きすぎる車種もありますので自分の車の確認が必要になります
『車種と年式』『車中泊』などで検索すれば今ではほぼ全車種出てくるとおもいますので参考にしましょう。
(上写真のNBOX+で長さ2200、幅970~1250 セミダブルベット程)
ちなみに
子供を含む3人以上で行く場合は最低ミニバンやワンボックス
大人3人以上はルーフテントやポップアップルーフテントなど方法が無い事はないですが普通の車ではかなり厳しくキャンピングカーなどの購入またはレンタルを視野に。
車をこれから購入予定の方は寝る人数のスペースを考慮し検討となります。
ここでは既存の車や普段乗る車で車泊をこれから始める方を基準にお話ししていきたいと思います。

フラット化

スペースがなんとなく確保出来そうなら次は寝れるようフラットにすること。
若いうちは『シート倒して寝ればいい』と考える人も少なくないと思います。
筆者も旅を始める10年前までの20年間近くは仕事や遊びでシートを倒すだけで就寝、または軽箱などはマットを引くだけで仮眠をしてましたが、フラットで多少なりとも弾力のある床で寝ると翌日の”楽しめる度合い”が断然違います。
長く車泊旅を楽しもうと考えてる方はぜひ寝床の完全フラット化を検討してみてください。

フラット化の方法

フラット化はかける金額や手間でピンキリ。
それほど回数行かない方やお試しでという方なら
車のシートアレンジのフルフラット(凸凹が大きい場合が多い)と座布団やタオル、数千円で購入できるシート埋め専用マットでシートの凸凹を埋める+マットや敷布団程度でも良いと思います。ただし年齢を重ねたり神経質だったりすると多少の凸凹が寝にくい場合も。
またそもそもシートが倒れなかったりフラット化に障害物があったりする車もあります。
②そんな場合は多少手間とお金がかかりますが今は”自車の名称”と”車中泊フラット”などで検索すると強者DIYさんから純正並みのベットキットなどが出てきますので予算や自分のスキルや時間などを考慮してDIYや購入、またはアレンジしてみましょう。
※格安簡単に作るならコンパネを必要サイズに切りコーナーをヤスリなどで削り+コンパネ下部とシートの隙間を埋めるタオルや座布団、毛布などで十分寝るためのフラット床は完成します
③筆者も乗っていた軽箱やモビリオスパイク、アウトランダーPHEV、そのほかにもNVAN、フリードスパイク、フリード+、シエンタやゴルフシャランやキャンピングカーの基本車種に使われるハイエース、キャラバン(NV350)などそもそも荷台が完全にフルフラットになる車種ならマットや敷布団を置けば完成です。

フラット化 おおまかに3つの方法
①シートアレンジのフラット+座布団やタオル、シート埋めマット

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②DIYやベットキット+マット マルチボードの購入

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③すでに荷物が載せやすくなっている完全フルフラットになる車

※画像は車中泊の名車 フリードスパイク(生産終了)

ちなみに必要なお金は…
シートの凸凹を埋めだけならタオルなど0円~ イレクターパイプやマットなどDIYなら1万円以内程度~ 個人企業やメーカーから出ているベットキット 3万円~20万円 車種による

※空気でフラット化するエアーベットは色々なサイトで数多く売られていて、一見厚みがありコスパも良さそうですがトイレなどで動く度、寝返りする度にバウンドしたり素材によっては音がうるさく、ベットメイクにも手間がかかるので1人なら許容範囲かもですが2人以上の車泊旅にはもったいな的にお勧めしません

布団や荷物のスペース確保

床の平面スペースが確保出来たら次は荷物スペース(空間のスペース)を考えましょう。
1人の場合や長距離移動でとりあえず車内で寝るだけなど車内に余裕な空間がある旅ならそれほど問題が無いと思います。
また釣り、スキー、サーフィン、SUPなど趣味をされる方はここでいうまでも無いと思います。
さらにお試しで車泊する程度ならとりあえず詰め込んで出発もありかと思います。

しかし2人以上の何気ない旅でも泊旅になると荷物を探したり移動したりするだけでストレスになることも…快適に旅をするには色々荷物が必要になりますしゆっくりした時間を手に入れたいのであれば空間利用も視野に入れる必要があります(下記の持参するものを想像してみるとわかるかも)

帰りのお土産など幅も広がりますし収納ボックスやフック、棚など検討してみてください。

ちなみにベット常設が理想ですが普通の車で2人以上は少なからずベットメイキングは必要になります。(逆に1人なら小さな車でもちょっとした工夫でベット常設&収納場所を確保可能)

プライバシー

カーテンやシェードを準備しましょう
お金をかけたくない、年に数回も行かないという方はタオルなどでも良いので着替えなどするシーンがある場合は特にプライバシー確保は必須。
本格的にはじめるならこちらも床同様にピンキリですが車種専用シェードでピッタリハマる物や汎用カーテンなど少しお金や手間をかけて対策しましょう。

価格
タオルなどで代用 多少フックやマジックテープが必要な程度 ほぼ0円

汎用カーテン 吸盤式なら全面で5千円~ カーテンレールを付けるなら1万円+DIY~(工夫次第でもっと低価格も可)

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車種専用シェード 2万円~

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※車種専用シェードで格安の物がありますが品質に問題のある物が多いようです。処分価格で安くなっている場合もありますので特に低評価のレビューやコメントを参照し検討しましょう。

プライバシーではないですが必須級に必要なのはシェードやカーテンに合わせて網戸が必要です。
今では新型NBOXやステップワゴンなど常設されている車もあり車泊でも車内の温度調節などより欲しいシーンが多くなります

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まとめ

これらの寝床スペース確保とプライバシーの確保ができたら車の準備はほぼほぼ完了です。
それほど難しくないでしょ?
正直見た目さえ気にしなければお金も手間もそれほどかかりません。ただし車上生活者と間違われる可能性や快適性が損なわれたりすぐ壊れたりするのでちょっとだけ良いものをチョイスした方が精神衛生上良いと思います。
特にこれから始める方は最初は近場でお試ししながら少しずつ自分なりの快適でお気に入りの装備を探していくのも楽しいし良いんじゃないかなと思います。
今後も車泊旅人口増えると思うし商品も色々新しい物も出そうだしね。

↓以下特集ページ制作予定ですがとりあえず箇条書きにて必要な物をチョイスしておきました。

もったいな的 車泊準備 物編

持参するもの 必須

〇泊基本 布団や寝袋 アメニティグッツ 着替え
〇網戸 夏場は特に。換気や防虫、車内温度管理。
〇サーキュレーター 換気や空調
〇ETC ETCでしか乗降り出来ないSAなどもあるので必須級
〇救急セット ばんそうこう、正露丸、頭痛薬など

持参するもの あったら便利

〇旅先の情報 天気予報、寝る場所や飲食店など予備も含めて検討しておくと旅がスムーズ
〇多めのタオル 急な雨、目隠し、シート埋め、枕など
〇多めのビニール袋 収納整理、ゴミ袋、濡れたものなど
〇耳栓 個人的には必須
〇サンダル RVパークやキャンプ場など長期滞在する場合に特に便利
〇トイレットペーパー 特に人気の場所、大型連休時に出かける際に。
〇クーラーボックス 飲み物はもちろんお土産や濡れたものを入れておくにも便利
〇モバイルバッテリー 停車時のスマホやライトの充電
〇ライト 夜間トイレに行くときなど
〇電気毛布、ひざ掛け 停車時は命に係わる時以外はエンジンはOFF 我が家の冬旅は必需品
〇ジャンプスターター バッテリー上がり スマホ充電などにも使える
〇チェーン 行先によっては必須
〇携帯トイレ 1度も使ったことはないけど備えはずーと
〇水(4ℓボトルで常備) コーヒーなど飲料、車や靴や器などの掃除、愛犬の飲み水

持参するもの 上級

〇ポータブル電源
〇IHクッキングヒーター、電気ケトル
〇車載冷蔵庫
〇セラミックファンヒーター
〇ドライヤー
〇車内用テーブル
〇電子レンジ

その他 車の常備品

〇三角表示板
〇小型コンプレッサー(車載用)
〇内外の窓掃除シート

愛犬用

常備
 〇多めのタオル

 〇多めのビニール袋
 〇ベットやマット
 〇拭きシート各種
 〇散歩用ライト
 〇↑用モバイルバッテリー
 〇予備の胴輪&リード
 〇排泄用処理袋&BOX

 〇水(自分たちの場合は他利用含め 通常時4㍑1本 お出かけ時4㍑×2)
お出かけ時
 〇ごはんおやつセット
 〇飲み水用器(車内滞在用)
 〇おやつ保冷用バック(チーズ)
 〇クーラーBox(上記で間に合わなそうな時)

 〇車載冷蔵庫 真夏 (保冷バックやクーラーボックスでは間に合わない気候の時)
 〇長靴(天気があやしい時のさんぽ用)

ここまで来たらほとんどの場所へ快適に旅が出来ます

肩の力抜いていきましょう!