軽自動車で車中泊 メリットデメリットなど

筆者は車泊カーとして軽自動車ですと軽ボックスタイプ2台、軽ハイトワゴン1台、軽コンパクト1台乗り継いできました。あとは車中泊のジャンル問わずyoutubeを色々見て楽しませてもらっていますのでその方々の感想や経験、それとキャンピングカーフェスなどでの情報を参考に記載していきます。

軽自動車でくるま旅をするメリットデメリット

メリット1 とにかく日々の費用が安い

税金 保険 燃費 高速代など普段の固定費含め圧倒的に安い。普段使いも精神衛生上快適に使えるのが最大のメリット

とにかく気軽でちょっとした隙間時間でもいつでも足が外に向く軽自動車

交通費 燃料費 カスタマイズなど 安い=気軽 という点が個人的には一番のメリットでした。

メリット2 ”道路”ならどこでも行ける

車の大きさ問わずどんな道へ行っても、ほとんど”なんとかなる”のですが施設や建物など観光目的でGoogleマップ頼みで行くと”必ず”細い道問題に直面します。
問題なのはこの”必ず”と”何度もある”という点
大した事は無さそうですが 『どこでも行ける』『それほど慎重にしなくても』と、多くのタイミングで緊張する直面が少ないというのは疲労度もそうですが、周りの景色を見る余裕も出たりするのでかなりのメリットです

これは言葉ではお伝えするのが難しいですが実際両方で旅をしてみると実感します

メリット3 迂回の心配もそれほど無い

あまりお勧めは出来ない事柄ですが知らない土地ではありがちな事。焦ってあれこれ考える事も軽自動車ならどこでも曲がれる安心感があります。ただし無理なUターンや他人の駐車場などでの迂回は絶対にやめましょう。


デメリット1 パワー不足

力不足に関しては返って『ゆっくり走るしかない』と思えば旅もより楽しくなったりします。
しかしどうしても帰りの高速道路と坂道は疲労感に輪をかけてくれます。ターボにすれば今の軽自動車ならほぼ解消されますが燃費問題もありますよね 燃費については下の補足で書いております。

デメリット2 ベットメイキングの手間&収納

限られたスペースで荷物を積み込みしますので就寝前は”寝るスペース”を作る荷物の移動がどうしても必要不可欠。人数や車の大きさによっては常設で寝床を確保できる事がありますが、逆に大きな車でもこの荷物の移動は必要になったりしますので小さなスペースの場合は持っていく荷物によってはより手間がかかります。

より効率化を考え加工する必要がある可能性があります。

車中泊旅の全般的に快適な睡眠(疲労回復)が必要不可欠です。
一時的な車泊なら問題ないかもしれませんが、車中泊の旅=日頃の疲れを癒したり楽しんだり見聞を広げたりする旅ですからね。必須条件。


燃費について補足

次にメリットでもありデメリットでもある燃費問題ですが今は軽自動車だから全ての車が燃費が良い…という訳では無いです。力不足を補おうとターボ車にすると荷物積んで10㎞/ℓ走れない車もざらにあります。逆に普通車で20㎞/ℓ近く走る車もあります。その差10㎞ですが普段使いと旅、両方どう考えるかです。

一応一般的な例で計算してみると…

普段 1000㎞/月 旅1000㎞/月1回 合計2000㎞/月 走るとします。
ガソリン代は130円/ℓ とします。
リッター10㎞しか走らない車は26000円/月ガソリン代でかかります。
リッター20㎞走る車(10km/ℓ差)と比較する13000円/月の差
リッター16㎞(6km/ℓ差)走る車と比較しても9750円/月の差があるので
これだと普通車の税金と月1回の旅なら高速代ぐらい賄えお釣りが出そうです。

月に2000㎞以上距離を走るような方は初期費用が同じぐらいなら普通車も視野に入れても良さそうです。
(例えば新車エブリィワゴンターボで150万円10~11㎞/ℓなら程度が良いフリードスパイクハイブリットで16㎞/ℓも視野に入りそう 同じく200万円かけるつもりなら程度そこそこのフリード+18㎞/ℓも視野に 2021.4現在 売価や使い勝手は考慮せずあくまで燃費経済性として)

とは言っても普段使いをそこまでしなければそんなに差は生まれないのでやっぱり軽自動車のターボを視野に入れておいた方が良さそう。

もしくは逆に普段距離走る人は完全に走りをあきらめてのんびり軽ノンターボ(NA)という手も


ちなみに私達の旅泊カー2台目は上記選択で、当時夫婦そろって普段長距離だったので車中泊カーは奥さん普段乗りにしてもらいこの選択をしました。(NBOX+初期型jf1NA 実燃費18㎞/ℓ長距離なのでそこそこ良)
ちなみにNBOX+で5年ぐらい旅したおかげで安全運転が基本になり初の遅咲きゴールド免許頂きました笑

*今軽自動車も高騰しておりますので初期費用(車購入+架装費用)が同じ程度としてお話しております

という事で経済性も考えるなら軽だから全て安いという訳では無く初期費用や燃費などの経費も含めて軽にするのか乗用車タイプにするのかの検討も必要ですね


適してる人数

軽自動車規格で適してる人数は

  • 1人&アウトドア
  • 2人夫婦
  • 2人とペット
  • 2人夫婦と小さい子供1人(全員細身)

だいたいここまで。
工夫も必要ですが寸法は室内長2m超 幅1mぐらい シングルベットサイズ+α

2段ベットにしたりなど強者さんも居ますが夏場の暑い時期、荷物、ベットメイキングの手間がありすぎてそれ以上の人数は軽自動車ではよほど強者さん以外は無理と考えて良いと思います。

軽自動車でよりスペースを

就寝スペースとしてルーフ(車の天井)を利用する手もあります
初期費用的に”お気軽”がメリットの軽自動車にはあまりお勧めは出来ませんが以下のような方にはリスクを負ってでもルーフの選択肢としてはありです。

ポップアップルーフ・ルーフテントなど

ルーフ仕様の軽自動車にした方がいい人はこんな人

  • 駐車場が軽自動車しか入らない
  • 車はほとんど旅にしか使わない&税金など固定費を抑えたい

ちなみにルーフボックス(荷物専)は初期費用で5万円+キャリア(架台)ぐらいから設置できますので初期費用やメンテナンス的に全ての方にあり というかあったら超便利です。

よしルーフテントorポップアップルーフにしょう!
という方に…先に踏まえておきたい事

  • 費用はポップアップルーフ(車改造)で60万円~ ルーフテントで30万円~
  • 普段時重量が増して燃費が多少悪化
  • 乗せたり降ろしたりを考えてる人は作業手間と作業スペース(ルーフテント)
  • 物によっては風切り音(ルーフテント)
  • 太陽光パネルが載せられない(ルーフテント)
  • 宿泊時は約2台分のスペースが必要(ルーフテント)

別ページで特集予定


とりあえずざっとですが軽自動車で車中泊するあれこれを紹介しました。
どうでしたか?
旅以外にも仕事や遊びで自所有で4台軽自動車泊をしてきましたが2人までならほとんど手間いらずで最初はおしゃれ度とか男気とか(笑)含め抵抗ありましたが乗ってみるとガソリン代や移動など気軽でさっとお出かけ出来て外に足が向きますので最初の泊カーとしては『軽自動車で車中泊カー』断然お勧めです。


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