アウトランダーPHEV(GG系)補機用バッテリーの交換と対応バッテリー

  • 2025年1月11日
  • 2025年1月17日
  • 日記
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交換経緯

先日軽トレーラー用のバックモニターをアウトランダーPHEVに設置した際、ドラレコ機能を「常時録画」にしたままにしてしまったため停車時もずっと録画=バッテリーを消費してしまいあがってしまいました(バッテリーがあがった時の表示)

補機用バッテリーにダメージを与えすぎてしまい持っていたジャンプスターター3回程度ではかからず

近所の車屋さんの本気のジャンプスターターで事なきを得てそのまま充電もしてもらいました

も、つかのま…
2週間後、コロナにかかってしまい1週間ほど車を動かさずスイッチをおしても起動どころかインパネに表示すらされない…
かなり深度に…完全にバッテリーが逝ってしまった
古いジャンプスターターでかろうじて上の動画の状態にはなったけど起動(エンジンスタート)はまったくしない ちなみにその状態から電源すら切れない状態でした(長押しで切れたような感じにはなる)

ひとまず持っていたジャンプスターターよりは強力であろう物をその場で注文し(相方用と2個欲しかったのもあり)補機用バッテリーは次のAmazonセールまで待つことに。

※ジャンプスターターとエアコンプレッサー(空気入れ)とモバイルバッテリー機能で7000円程度
充電がめちゃくちゃ早いのとスマホを充電してみたのですが2万mAhは若干疑いの余地あり。必要としているピーク電流は自分の持っているジャンプスターターで起動しなかったアウトランダーが簡単に起動したので強力なのは間違いないのでよきよき
コンプレッサーはアウトランダーについている物よりは若干静かだった スピードは…検証してないけどきっと音なりで若干遅いんだと思います
まぁジャンプスターターで空気も入れられる、スマホの充電ができる時点で省スペースかつ便利すぎでしょ ちなみにこの本体への充電はUSB‐Cしかありませんのでご注意を。

到着後一発で起動したジャンプスターター君 なかなかやるやつでした

肝心の車は10時間Ready状態してみたけど翌日見事にまたジャンプスターターのお世話になることに。
深度にバッテリーが弱ると充電してくれない…完全に逝ってしまってる様子
(その状態でもこのジャンプスターター1発100%で起動し続けました)

補器用バッテリーが到着する間ずっと、マイナス気温の中、毎日毎回、車を動かす度にボンネット開けて過ごす日々は苦痛でしたけどね笑

そんなこんな感情がいろいろ大変な日々でしたが…
Amazonセールで購入したバッテリーが到着 旧バッテリーを見てみると…
この車10年前の純正のバッテリーが付いてました
新車時から交換してない…

逆にすごいよ。

下2桁 20××年(写真14)真ん中2桁 ××月(写真09)上2桁××日(写真18)
2014年9月18日製造…今2025年1月だぜベイベー ほんとよく頑張ってくれた!

※バッテリーメーカーによって製造年月日の表記が違います。Google検索 バッテリー製造年月日の見方 検索結果

という事で10年間いままでよく動いてくれていたねという案件でした笑

アウトランダーPHEV GG系 対応バッテリー

・アウトランダーPHEV GG系の補器用バッテリー基本性能
性能ランクは46以上 ケースサイズは B24 端子L向き ガス抜きホース対応 太めのD端子(細い端子の場合はスペーサーで対応)


多くのみんから民が購入している今回自分も購入したパナソニックの鉄板バッテリー
純正より性能ランクが高いのに安い


純正と同じメーカー 安定のYUASAのバッテリー

GSユアサ EHJ S46B24L ECO.R HV
24000円前後で推移 2025年1月


G&Yuというちょっとよくわからないメーカーだけどめちゃ安い
ガス抜きホースの径が違うらしいので注意
こちら(みんから記事)の方が交換されたそうです※勝手にリンクしてますのでNGでしたらご連絡を。


上記3つはすべてスペーサーが必要


D端子でスペーサーいらずのオプティマバッテリー
こちらも交換されている方が多くスピーカーから出る音が良くなったと好評する人が多い
ガス抜きホースもいらない(ガス発生しない)ので車体のホースはふさいでおいて吉
こちら(みんから記事)の方が交換された記事 ※勝手にリンクしてますのでNGでしたらご連絡を。


交換準備

みんから民の多くの方が採用しているPanasonicカオスのバッテリーをチョイスしました
Amazonで車の登録されている方は「適合しません」と出ますが↓のスペーサーをかませる事で対応可能です

バッテリーとスペーサー

補機用バッテリー 24000円前後
パナソニック(Panasonic) 国産車バッテリー カオス N-S55B24L/HV CAOS Blue Battery

スペーサー 1500円前後
オーディオテクニカ TAD-2 バッテリースペーサー

合計26000円ほど 2025年1月
上記はAmazonリンクです

メモリーキーパー

ナビや車体本体のリセットを防ぐために必要です

とはいえ…今回自分は使いませんでした

すでに車屋さんにヘルプに来てもらった時点で緊急だったのですでにリセット状態 いやほんと車検前日だったのでほんと助かりましたけど…。

多少車の状態がリセットされていましたが簡単な再設定でいまのところ問題なく乗れています
※検索しても一覧が出てこなかったのでリセットされるもの、対処方法を書いておきます 随時更新

工具 は必須

レンチ、スパナ、ソケット なんでも良いので10㎜の物 スペースがあるのでほぼなんでも大丈夫
プラスドライバー
基本この2つがあれば交換作業は問題なし!

〇レンチ、スパナ、ソケットの12㎜
プラス端子のカバーを壊すのが嫌だったので今回使いましたが本来は10㎜だけでOKです
〇ゴムハンマー、ハンマー+タオルなど
スペーサーをはめる時に使うかも 自分は使いませんでした

ついでに。
〇掃除をしたい人は掃除機
結構ゴミが溜まっている場合が!ついでにきれいきれい
〇端子の腐食を取る
接点復活材とぼろきれ、筆、サンドペーパー、ワセリンなど Google検索 バッテリー端子 掃除 検索結果

交換DIY!難易度★☆☆☆☆ 通常より大変度★★★☆☆

作業時間は片付けなど含めても30~40分程度
掃除や腐食除去作業もついでにするなら長くても1時間半程度でしょうか。

アウトランダーPHEVGG系の補機用バッテリーは後部トランクルームの下部にありますのでまずはバックドアを開きます(汚い…笑)
※メモリーバックアップは利用していません

〇荷台の床板をはずします

〇収納部のビス(手前2本)&ボルトビス(奥の3本)合計5個をプラスドライバーなどで外す
奥側はフックになっているので多少(1~2㎝程度)持ち上げる感じで

これでようやくバッテリーが現れます
取り換え作業までは手間ですがエンジンルーム内と違いここまでくればスペースに余裕があるので交換は楽ですね

〇バッテリーを外す
必ずマイナス(露出されている端子)から外しましょう
10㎜レンチを使って外します

本来は下写真の「赤いカバー(プラスチック部)手前」を持ち上げれば10㎜ボルトが現れるのでそれを外します
※自分の場合カバーがうまく上がらなかったので簡単に外れた赤カバーの1部から別のボルト(12㎜)を外した後プラス端子のボルト(10㎜)を外しました
10年経っているのと作業している時が湿度30%以下のカラッカラに乾燥してた時期だったので念のため。

↓プラスチックを持ち上げればこのボルトに直接アクセスできます(イレギュラーな写真なのでご了承をば)

〇固定金具2本を外します(10㎜)

〇ガス抜きホースを外します(汚い…vol2)

これでバッテリーを外せました

あとは新品を逆手順(プラス端子から接続)で完了!

簡単でしょ笑
これでディーラー行くと5万~7万円かかっちゃうんだから…ほんと高杉君

ちなみにちょっとしたことですが新品を取り付ける際に注意点をいくつか。

・ガス抜きホース忘れずに。
自分がガス抜きホース付きバッテリーは初めてで忘れそうになったので笑
※4つの溝の若干太くなっている部分にホースの突起を合わせれば差し込める
※オプティマバッテリーなどガスが発生しない(穴が無い)アウトランダーGG系に適合するバッテリーもあるようです その場合ホースの穴はビニールテープなどでふさぎそっと置いておきましょう

・固定金具のフックをちゃんとかけましょう
アウトランダーGG系はわかりやすく問題ないと思いますが一応確認を。(汚い…Vol3)

スペーサーをかませる時に固い時があるようです(みんから民の方々から2名ほどいらっしゃいました)
ゴムハンマーやタオルなどをかぶせてやさしく叩いてあげると良いと思います

・必ずプラス端子(赤いカバーの端子)から接続

マイナス端子の固定位置は下写真付近(写真手前方向、バックドアから右側)で接続
収納になっているカバーが当たってしまう可能性があります

その他
端子が劣化、腐食していたら接点復活材などで磨くと良いそうです
接続部を磨く際にできるだけ傷をつけないように。仕上げにワセリンを塗ると良いようです
・傷を付けなくては落ちないような場合、最終仕上げは目の細かいサンドペーパーで。
腐食防止するターミナルガードなるものがあるらしい 今度買ってみます

以上お疲れさまでした!


ちなみに話 補機用バッテリーあがりのあれこれ

〇今回安物のバックモニター+ドラレコ機能の常時録画(もしくは駐車監視機能)をONにしたままでバッテリーあがりをおこしてしまいました=たぶん10年経っていたのでとどめを刺した感じでしょうか

・予兆?気のせい…レベルですがバッテリーあがり前に気になった事
 LEDに変更した室内灯がつきっぱなしにならなくなった(交換後解消された)
 鍵の開閉でサイドミラーの開閉設定にしていたのですが若干動きが鈍くなったような気がした(交換後解消された)
 駆動用バッテリー量の減りが急に早くなったような気がした(交換後解消されたが気温的な部分が大きいかも)

上記はその他の要因も考えられるの参考までに。
テスターやチェッカーを持っている方は補機用バッテリーのチェック目安程度で。

〇ドラレコの常時録画(駐車監視機能)を使うなら
 ドラレコ本体のバッテリー付、電圧チェック付
 外部バッテリー接続

自分のように安いものには上記はついてない可能性が高いので設定するのはやめましょう笑

〇Ready状態に”しない”(車の電源を切ったまま)バックドアの頻繁な開閉や多量のアクセサリー電源(今回の常時録画のような)を使うと健康な補機用バッテリーでもあがる可能性が高いです

アウトランダーはGG系に限らず新型はこのトラブルがさらに多いようです。車内でじっとしている時間が多かったりアウトドアなどドアの開け閉めが多い場合などはReady状態は切らずいるのが補機用バッテリーを長持ちさせる秘訣かもしれません 予測にはなりますが特に極寒時期はバッテリー出力が弱るので警戒が必要かもしれません

補機用バッテリーは「Ready」状態で駆動用バッテリーから充電します。また駆動用バッテリーの”普通充電時”に多少充電されるようです(少ない時に20分間…とかどこかで見た気が…元ネタ何処へ)急速時は充電されない(と書いてあったような…元記事見つけたらリンクします)

補機用バッテリーが完全に逝ってしまうと駆動用バッテリー充電すらできません
対応策はジャンプスターターや救援車などで動いたらしばらくReady状態にしておく⇒停め(止め)たらタイマー充電せずに即充電で充電が可能になります

〇完全に放電してしまうとスマートキーが使えなくなります
スマートキーからエマージェンシーキー(物理的な鍵)を抜いて使います

※スタート状態を確認(車本体のパワースイッチをON)するにはキーボックスにスマートキーを差し込めばスタート状態の確認ができます

〇完全に放電してしまうとバックドアが開かなくなります
その場合、バックドアはReady状態を止めずに開閉するしかないので起動しない状態の時は内部から荷台にアクセスしましょう 多少でもReady状態、あるいは走行すれば数回開けれる程度の電力は充電されます

〇正規の補機用バッテリー交換(ディーラーや車検を行えるような車屋さんなど)は5万円~7万円以上かかります

〇ジャンプスターターや他の車から救援を受ける場合は荷台を開けずにボンネットから+端子にアクセスできます
(ー端子は車体本体の鉄部分へ)
ちなみに他車を救援するには交換時と同じように荷台を開けて補機用バッテリーの±端子に直接ささなければならないので大変な作業になるのとメーカーとしては基本推奨していません

〇ジャンプスターターがあれば鍵も開かないほど補機用バッテリーが逝ってもスタートできますので今回の私のように補機用バッテリーの検討したい場合はジャンプスターターを購入をお勧めします(いざという時や他車を救援する際にも)ただし補機用バッテリー交換するまで車を動かす毎にボンネットを開ける作業になりますが…笑

メモリーバックアップしない場合(リセットされると)

・時計がリセットされます
しばらく待つと自動で設定されます
・パワーウインドウのオートがリセットされます(運転席)
オートにする方法
 1.スイッチを押して、窓ガラスを全開にします
 2.スイッチを引き上げ続け、窓ガラスが全閉して3秒以上たってから手を離します
・トリップメーター(走行距離AB)
リセットされます
・車両設定 各種
ミラー格納などそれぞれリセットされているのでもう一度設定します
ついでに設定の再確認するのもおつかもしれません
・EV走行履歴
リセットされます

・タイマー充電の設定はリセットされていませんでした
ただし時計の設定がリセット状態のままだったせいか初日だけ自宅(200v普通)充電してくれませんでした 翌日は普通に充電できた

・ナビの登録などもリセットされていませんでした

※気が付いたことがあれば随時更新していきます

肩の力抜いていきましょう!